温泉街のフーデリBarista日記☕️ + 🐸📕🚴‍♂️💨💨

長野に住むバリスタが県内やその周辺の観光・温泉・グルメ情報、海外旅行の経験談を書きつ綴っています。コーヒースタンド開業に向けても。。。

長野GOHAN🍚「手打蕎道 奈賀井」

 長野県は日本有数の蕎麦の名産地です。

一般的には「信州そば」といわれ親しまれています。

江戸時代に書かれた "本朝食鑑" にも「蕎麦の産出量が多いところも信州産には及ばない」

と記されるほどその品質も昔から太鼓判だったようです。

 

 私がここ5年、長野に移り住んで食べた蕎麦のなかで

ハッと感動した蕎麦屋さんをご紹介します。

 

十割蕎麦 手打蕎道「奈賀井」

f:id:shimada831:20200806084742j:plain

 場所は上田市から松本市へ向かう国道254号線の途中、大江戸温泉物語・鹿教湯の近くにあります。国道沿いなのですがよく見ていないと通り過ぎてしまうかもしれないので要注意

 

店内は古民家を再利用した天井の高い作りで開放感があります。

f:id:shimada831:20200806090545p:plain

  注文したのはこちらのお蕎麦💁‍♂️

f:id:shimada831:20200810094528j:plain

 

 🌟 炭そば 1080円

炭を練り込んだ蕎麦で、僅かばかりの炭香と蕎麦の香りがコラボレーション!

他ではなかなかお目にかかれない一品です。

 

f:id:shimada831:20200810094650j:plain

 

 🌟 深山二色そば 1800円

この店一押し👍 発芽田舎そば&更科そばセット

白く艶やかな手打ち更科そばは見てるだけでうっとりしますね〜

 

f:id:shimada831:20200806091009j:plain

 

 ここで1つお勉強です✏️

更科そば」とはなんぞや?

 

通常お蕎麦の粉は、蕎麦の実を石臼で挽いて粉にしています。

その際、外側から順々に削れていき粉になっていきます。

f:id:shimada831:20200810100144p:plain

  最初に出来るのが ”三番粉”

これには殻の内側にあたる甘皮が含まれていて ”甘皮そば粉”ともいうそうです。

二番目に出来るのが ”二番粉”

 そして最後に出来る粉が ”一番粉” で

その中でも中心の部分が ”更科粉” として流通しています。

 

約200年前に信州出身の堀井清右衛門が領主に布屋からそば屋への転身を勧められ、

江戸の街に「信州更科蕎麦所 布屋太兵衛」の看板を掲げたのが始まりという説が有力です。

更科粉を使用して高級感あふれる白い麺が一番の特徴です。

蕎麦っぽい香りが少ない一方で、ほのかに甘みのある味わいとのどごしのある食感も特徴的。

 

江戸時代には既に製粉技術が確立していたのだろうと感心させられます。

 

 そんな訳で、更科そばは希少な部分だけを使用しているため

ほかの一般的な蕎麦よりも高価で魅惑の真っ白さ!!

喉越しが良くて噛む事で甘味が感じられます。

 

 そして、一般的にはあまり耳にしない ”発芽田舎そば” をいただくと

更科そばとは正反対で蕎麦の香りが強く鼻に抜け👃今までに体感した事ない感じ。

本当に蕎麦を食べてるんだなぁと感じる事ができます。

 

 〆の蕎麦湯もドロドロでとても良かったです👏